沿革

内容
昭和2年精神病学の講義開始
昭和22年精神医学教室開設、諏訪望教授着任
昭和42年現日本医科大学付属病院を診療、教育、研究の本拠地とする。
平成6年日本医科大学千葉北総病院にて診療開始
平成20年日本医科大学武蔵小杉病院にてリエゾンコンサルテーション開始
平成26年日本医科大学多摩永山病院にてリエゾンコンサルテーション開始

昭和2年、初代教授・故斉藤玉男教授は日本医学専門学校教授を経て、日本医科大学教授として精神病学の講義を開始しました。昭和22年に診療を開始し、同年に第二代教授・故諏訪望教授が着任しました。この時をもって当教室の開設としています。 昭和22年の教室開設時には当時飯田橋にあった付属第一病院に診療・教育・研究の中心を置いていましたが、 昭和42年からは千駄木の付属病院に診療・教育・研究の中心を置き現在に至ります。平成6年には日本医科大学千葉北総病院で外来および入院診療を開始し、平成20年からは日本医科大学武蔵小杉病院、平成26年からは日本医科大学多摩永山病院において院内リエゾンコンサルテーション診療を開始しました。現在、教室の同門会には210名が属しており,現役の教室員は20名余のスタッフと大学院生、専修医、研究生を合わせ60名程が所属しています。現在は付属病院、千葉北総病院、武蔵小杉病院、多摩永山病院の4病院において診療・教育・研究を行っています。

診療

付属病院にておいては精神神経科として27床の精神科病床を持ち、外来診療と入院診療を行っています。4病院いずれにおいても救命救急センターや院内各科と協力して、一般病床におけるコンサルテーション・リエゾンサービスを積極的に行っています。

当教室の特徴として無けいれん性通電療法(ECT)、身体科との連携(コンサルテーション・リエゾン)精神医学に対する取り組みがあげられます。無けいれん性通電療法については首都圏ネットワークの中核施設として機能し、院内他診療科と十分に連携することで身体合併症や高齢者などに対しても様々な工夫をこなすことで安全に無けいれん性通電療法を行っています。コンサルテーション・リエゾンサービスについては,そのニーズの高まりから、付属病院いずれにおいても当教室の精神科医が活躍しています。

スタッフの多くは精神保健指定医、精神科専門医だけではなく、総合病院精神医学、老年精神医学、児童青年精神医学、睡眠学、てんかん、産業精神医学等の専門医・認定医を取得しておりまして、それぞれの専門性を生かした診療に従事しています。