概要

1~2年目は付属病院にて精神科臨床一般の研修を行います。2年目の段階で大学院に入学される方は、大学で臨床を行いながら大学院で研究をすることも可能です。3~4年目では、単科の精神科病院にて大学病院では経験できない措置症例などの経験を積みます。最短で4年目で精神保健指定医の申請が可能となります。また、専門医の申請も同じ段階で可能となります。5年目で大学に戻り、派遣先で得た知識を還元します。最短で入局5年目で大学院の卒業が可能です。

年次研修先内容
1日本医科大学付属病院精神科医としての基礎知識の習得、精神科リエゾンコンサルテーション等。
2上記に加えて、希望する者は大学院入学
3関連研修施設措置入院の経験、精神保健指定医申請、専門医申請
4
5日本医科大学付属病院専門医申請、大学院卒業

スケジュール

以下は1週間のスケジュールの一例となります。外勤日は週に全日1日で、火~金のうち1日になることが多いです。

曜日時間内容
8:30~9:30
10:00頃
15:00~16:00
カンファレンス
グループカンファレンス、リエゾンカンファレンス
医局会、症例検討会
 病棟業務
全日外勤
 病棟業務
8:30~9:30カンファレンス
 病棟業務

カンファレンス

直近1週間の入院症例を中心に全入院症例の検討を行います。サマリのプレゼンテーションを行い、治療方針の検討と共有をします。

グループカンファレンス

3~4名の医局員で診療グループを形成し、その中で方針を検討します。カンファレンスで得た助言を踏まえてグループ内で詳細な擦り合わせをします。その際、看護師やケースワーカーも同席し、医師以外の視点も共有しながら方針を組み立てていきます。

リエゾンカンファレンス

リエゾン症例の検討を行います。付属病院で抱えているリエゾン症例は非常に多く、時に100例以上にもなります。その中で、新入院と難症例の検討を中心に行います。

医局会・症例検討会

医局の連絡事項の共有や研修医や学生の症例発表を行います。医局会の後に、退院症例の検討会を行います。入院から退院までの経過をプレゼンテーションし、指導医が講評をします。

当直

ひと月に平日当直3回、休日日当直1回の計4回程度となります。

外勤

週に1日、関連病院にて勤務します。外勤先は専修医の希望を考慮して決定します。